遠い夜明け
遠い夜明けは、アパルトヘイト政権下の南アフリカ共和国を描いたノーフィクション映画です。
1987年の映画ですがとてもショッキングで、今も一番心に残っている映画です。
少数の白人が黒人を、アパルトヘイト(人種隔離)してしまう、それが国の政策で、
白人警官が、罪も無い黒人を殴ったり・・・
まだ、警察は正義の味方だと思っていたので... やはりとてもショックでした。
映画のラストは、多くの黒人の人々が刑務所に収容されているのですが、
その刑務所内で、”自殺”とされた人々の名前が、エンドロールのように続いて・・・
映画が終わり地下街から出ると、夕暮れの数寄屋橋の交差点はとても穏やかで、この時のことは今も・・・
遠い夜明けは、白人ジャーナリストが亡命して、本を出版しそれが映画になったものです。
亡命するシーンも映画にあるのですが、ドキドキする中にもユーモアがあったり、
それがなければ南アについて、今も何も知らなかったと思います。
遠い夜明けの映画から、7年後にマンデラさんが大統領になるのですが、
当時、ほんとうに奇跡のようで信じられませんでした。
そんな事が起こるのかと・・・
自分の観念が、少し変わるほど。
でも南アが夢のように、変わったわけでは無く、
先日もテレビで、格差やエイズや犯罪の多発など・・・
とても普通に生活出来る国では無いように感じました。
南アは、金やプラチナ・ダイヤモンド・ウラン・鉄鉱石・石炭・銅・クロム・マンガンなど資源が豊富なようです。
他のアフリカの国々でも資源が豊富な国は、きっと人々が危険にさらされているのでしょう。
人種差別がおかしい、人を傷つけたり、人のものを奪ったり、人の命を奪ったりする事が、
普通に、とってもおかしいと感じます。
人は何度も何度も生まれ変わり、白く生まれたり、黄色く生まれたり...お金もちだったり... そうじゃなかったり・・・
永遠の転生を生き、他の人にした事は、必ず自分に返って来ると知っているからだと思います。
他の人にした事は、自分にした事と同じことです。
私は以前に比べ、地球へ思いを向けることが多くなりました。
すべての命が、地球で生まれています。
地球は女神だと、ある本に書かれてありました。
地球はすべての命を、育んでいます。
私たちは同じ命、地球の上で笑ったり・泣いたり・怒ったり・愛し合ったり...
そんなことを、最近はよく考えます。
そんなことを考えている時間は、とても穏やかで幸せな時間です。
ひとりでいたりする時間が、とーーーーーー--------ても長いのですが、
胸の中がさみしさではなく、何かで満たされているのを感じます。
それはやさしい... 愛だったり、希望だったり。
そのすべてが、頂いたもののようにも感じます。
すべてのことに感謝して・・・
私はやはりやさしく生きていきたいと思います。
2008-07-16 19:00
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(1)
コメント 0